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​血糖が高い原因

​~糖尿病、実は体に学校があった??~

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「糖尿病になると、どうして血糖値が高くなるの?」
そんな疑問を、体の中の「学校の教室」に例えて、分かりやすくお話しします。

当クリニックでは小学生の方も見えるので、たとえ話で申し訳ありません。

私たちの体の中には、血液中にある糖分(エネルギー)をきれいに片付けるための教室があります。
ここで大活躍するのが、指示を出す「膵臓(すいぞう)先生」と、実際に糖分を片付ける「筋肉・脂肪・肝臓」という生徒たちです。

通常、先生が「インスリン」という名前の号令をかけると、生徒たちは一斉に糖分をたべて、血糖値をさげてくれます。これが、血糖値が正常に保たれている状態です。

しかし、この教室のバランスが崩れると「糖尿病」が引き起こされます。実は、糖尿病には「2つのタイプ」があるのをご存知ですか?それぞれの教室をのぞいてみましょう。

 ★1型糖尿病:先生が倒れてしまった教室

1型糖尿病の教室では、ある日突然、大きなアクシデントが起こります。
「自己免疫」という自分の体のバリア機能が、なぜか間違えて膵臓先生を攻撃してしまうのです。

その結果、膵臓先生は傷つき、教室に来られなくなってしまいます。
指示を出す先生(インスリン)が完全にゼロになってしまうため、真面目な生徒たちも「どうやって糖分を食べたらいいの?」と困り果ててしまいます。誰も糖分を取り込めないため、血液中に糖分があふれかえってしまうのです。

このタイプの方は、外からインスリン注射を補ってあげる治療がどうしても必要になります。

 ★2型糖尿病:生徒たちが「学級崩壊」を起こした教室

日本の糖尿病患者さんの多くを占めるのが、この2型糖尿病です。
こちらの教室では、膵臓先生は毎日元気に出勤しています。そして「みんな、糖分をしっかり食べなさい!」と、一生懸命に大声で号令を出しています。

それなのに、生徒たち(筋肉・脂肪・肝臓)は「はーい、あとでやります」「めんどくさいな…」と、完全に無視。言うことを全く聞かない「学級崩壊」が起きてしまっているのです。

先生がいくら頑張って号令を出しても、生徒たちが糖分を取り込んでくれないため、やはり血液中に糖分が残ってしまいます。

 ★教室の雰囲気を乱す「3つのわるもの」

では、どうして生徒たちは急に言うことを聞かなくなってしまったのでしょうか?
実は、教室の後ろの席で、雰囲気を悪くして生徒たちを誘惑している「わるもの(インスリン抵抗性を高める原因)」が潜んでいます。

その代表格が、「高血糖」「肥満」「がん」などです。

これらが教室に居座ると、教室の空気が一気に乱れてしまいます。生徒たちはわるものに気を取られ、先生の言葉が耳に届かなくなってしまうのです。

 ★ 教室の平和を取り戻すために

糖尿病の治療は、この「乱れた教室の雰囲気」を良くして、先生と生徒たちの仲をもう一度取り戻すことです。

お食事の見直しや運動によって「肥満」や「高血糖」というわるものを教室から追い出してあげると、生徒たちは目を覚まし、また先生の言うことを聞いて糖分を食べ始めてくれます。

体の中の教室をもう一度素敵な場所にするために、まずはできることから少しずつ、一緒に取り組んでいきましょう。

 

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