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糖尿病と腎臓病~透析にならないために!~

執筆者の写真: 康広 堀田康広 堀田

2025年!あけましておめでとうございます。

新しい年が始まりましたね。当院でもお正月とのことで、お花をおいています。

お正月用に門松まで入っていてとてもかわいらしいですよね!


さて、今回は糖尿病と腎臓病のお話をさせていただきます。

糖尿病にて来院される患者様には、基本的には初診の際に糖尿病の合併症のお話をしています。


糖尿病をそのままにしておくと、慢性合併症を起こしてきます。

慢性合併症は神経障害、眼症、腎障害の3つといわれています。

その中の1つ腎臓の話ですね。


腎症をそのままにしておくと、透析になってしまいます。

透析…腎臓の代わりに体の中の老廃物をろ過することですが、週3回4時間、透析センターのある病院に通っていただき、患者さんの血液を抜いてきれいな血を送り込むことを行います。


当院では糖尿病腎症から透析導入にならないように、しっかりとマネジメントすることを目標の一つにしています。


腎症の指標は大きく2つ!eGFRと尿蛋白となります。

eGFRは100点満点の腎臓の点数と思ってください。60点未満であれば慢性腎臓病と言われており、10点程度になると透析になってしまいます。

みなさん、血液検査のeGFRの項目を見てもらえば自分の点数を確認できますので調べてみてください。


現在の点数はわかった…でもどのくらいのスピードで悪くなるの?と思った方。

そのために内科医は尿蛋白を測定します。

尿蛋白にて腎臓の悪くなるスピードがある程度予測ができます。

よって、当院では尿蛋白を測定し、【あなたはあと何年後・何歳のときに透析になる可能性があります】とお伝えしています。

150歳時に透析になるよとお伝えする人もみえますし、60歳代で透析になってしまう可能性もある方もみえます。


このことをおはなしすると、患者様も一生懸命努力されて、透析になる予測を10年後から30年後までのばされた方も当院には結構いらっしゃいます。

また、最近ではどんどん透析予防の効果のあるお薬が上市されています。


透析にならないために早期治療が大切!

ぜひ、ご自身の血液検査をご確認いただき、ご自身の点数確認してみましょう!





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